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論文査読の手引き

 

情報処理学会数理モデル化と問題解決研究会

情報処理学会論文誌「数理モデル化と応用」編集委員会

 

  1. 査読を行うに当たっては, <論文査読方針>と<論文査読プロセス>を必ずお読み下さい.

     

  2. 査読期間は 3 週間です.いかなる理由があろうとも,査読期間の延長はありえません.

     

  3. 『情報処理学会論文誌「数理モデル化と応用」論文査読報告書』に以下の要領で査読結果を記入して, 担当編集委員に電子メイルで返送して下さい.

    『論文の性格』では,投稿された論文が下記のどれに該当するかを示します.

     

    1. 新しい数理モデルの提案
    2. 既存数理モデルの改良
    3. 特定の応用分野に限定した新しい数理モデルの提案
    4. 既存数理モデルの新しい応用分野への適用
    5. 既存数理モデルの既知応用分野に対するより効果的な適用
    6. その他の本論文誌対象分野
    7. 本論文誌の対象としない分野

    本研究会の対象とする研究分野は,数理モデル化ですが,これをより詳細に見直すと, モデルそのものに対する研究と,モデルの応用に対する研究に分けて考えられます. 前者の場合,さらに当該モデルが新しい提案である場合と, 既存のものの改良である場合に細分されます.後者の場合, モデルの適用が新しい応用分野に対するものと,既に適用事例があるが, より効果的な適用方法が考えられます.また,特定の応用分野に限定した, 新しいモデルの提案も考えられます.以上の組合せ以外にも, 本研究会の対象分野として適切と考えられるものもあるかもしれません. 以上の分野に該当しない投稿論文は,7. 本論文誌の対象としない分野, として不採録となります.

    『評価項目と判定内容』では,新規性,有用性,構成と読み易さの 3 項目を判定します. 新規性はモデルの新規性に対するもので,既存モデルの改良もこれに該当します. 有用性は応用分野適用性に関するもので, 既存モデルの既知応用分野に対するより効果的な適用もこれに該当します. ここで注意して頂くことは,必ずしも新規性と有用性の両方を判定する必要がないことです. 例えば,新しい数理モデルを提案した論文の場合,その新規性が認められれば, 有用性 ( 応用分野適用 ) が全く論じられていなくとも採録と考えます. 逆に,既存数理モデルの新しい応用分野への適用を主張する論文は, モデル自体の新規性は必要ありません.最後の,構成と読み易さは, 論文として体裁が整っているかどうかを判定するためのものです. これには,例えば,タイトルやアブストラクトが適切か,というものまで含めて考えて下さい.

    『英語は満足なレベルか?』は,英語で書かれた論文に対してのみ判定して下さい.

    『原稿の取り扱い』では,採録,条件付採録,不採録の判定をします. この判定に従って,別項に, 採録の場合はコメントを ( この場合のみコメントがなくても結構です ), 条件付採録の場合にはその条件を, 不採録の場合には不採録理由を書いて下さい.

    採録の場合,基本的にこれで査読は終了します. もし,著者に有用であろうコメントがある場合には,それをお書き下さい.

    条件付採録の場合,その条件を具体的かつ簡潔にお書き下さい. この条件は研究会当日に担当編集委員より著者に直接提示され, 著者がその条件に同意して与えられた条件を満たすように投稿原稿を修正した場合に採録の判定が下されます. この時,修正された投稿原稿が,提示された条件を満たすかどうかの確認は, 査読者自ら行う場合と,その確認を担当編集委員に委ねる場合の二通りが可能です. 従いまして,a.提示した条件が満たされたかどうかの確認を自ら行うか, b.担当編集委員に委ねるかの指示を,指定して下さい.

    不採録の場合,不採録理由をできるだけ詳しくお書き下さい.ただし, 正規の論文としては不採録であるが,『事例報告』論文 ( 新規性・有用性ともに見られないが, 応用事例として読者に有益な情報を含む論文 ) としてなら採録と判定しても良いと思われる場合は, その旨お書き下さい.

    『編集委員会への特記事項』では,論文賞候補にふさわしいと思われる場合などにご記入下さい. 本論文誌掲載論文も,情報処理学会論文賞の選定対象となります. その他,本編集委員会に伝えたい事項があればお書き下さい.

     

  4. 本編集委員会では複数の査読結果に基づいて, 担当編集委員ならびに編集委員長が投稿論文の最終的な取り扱いを決定します. 従いまして,査読者の査読結果が直接反映されない場合もありうることを御了解下さい. 例えば,既存数理モデルの応用を扱った論文で, その適用に新規性や有用性がないと査読者によって判断された場合にも, 担当編集委員や編集委員長が当該論文の掲載が読者に有益だと判断した場合には, 『事例報告』論文として採録されることもあります.

 

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